歯を白くしたい ホワイトニング
ホワイトニングとは
茶渋やタールなどの歯の表面に沈着した色素を除去したり、いろいろな原因で変色した歯を専用の薬剤を使って歯を白くします。
ホームホワイトニング
ホームホワイトニングとは、患者さん自身がマウスピースの中に薬液を入れ、家で毎日数十分~数時間装着する方法です。
基本的には上下の前歯6本(犬歯から犬歯)が対象です。
ホワイトニングの期間や費用
期間は個人差がありますが、通常2~3週間です。
それでも満足のいく白さが得られない場合は薬剤を追加することができます。
費用は上下の前歯6本で5万円です。また薬剤を追加する場合は薬剤1本につき1万円です。
ホワイトニングが有効でない歯
【人工の歯、白い材料などで大部分が詰めてある歯】
小さい場合はホワイトニング後に詰め直すことが可能です。
【神経を抜いたこと、外傷(怪我や事故)などによって変色している歯】
ウォーキングブリーチ法にて歯の中(神経の治療をした部分)に薬剤を入れて、歯を内側から白くします。
- 治療期間・・・約1ヶ月(週1回薬剤を交換しながら、他の歯の色に近づけていきます)
- 治療費用・・・2万円(1〜2本あたり)
ホワイトニングの原理
歯への影響は??
歯の表面に過酸化水素水を主成分としたクスリを塗り、歯の表面の着色物を無色透明に分解していきます。
→つまり、歯を削ったり歯を痛めたりすることはありません。
ホワイトニング前の注意事項
- マウスピースを付けているときは、飲食、喫煙はしないでください
- ホワイトニング治療後24時間は喫煙や着色料の多く含まれた飲食物の摂取は避けて頂く必要があります
(コーヒー、紅茶、お茶、赤ワイン、カレー、シチュー など) - ホワイトニング治療中、一過性の軽い知覚過敏のような症状を生じることがあります
- 歯がしみるときは1日休んで、痛みが引いたら再開してください
ホワイトニングができない方
- 妊娠中・授乳中の女性
- 矯正中の方
- エナメル質・象牙質形成不全の方
- 重度の変色歯(抗生剤などの影響)
- 重度の歯周病の方
- 無カタラーゼ症
ホワイトニングの流れ
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- ホワイトニングについてドクターにより十分な説明を受けていただきます。
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- 口腔内の全体の検診とクリーニング虫歯などがある場合は先に治療します。
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- ホワイトニング前の色調をカメラや色見本で記録します。
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- マウストレー作製のための型をとります。
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- 出来上がったマウストレーの試適と使用法についての説明を受けます。
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- 自宅で1日2時間のホワイトニングを約2週間つづけていただきます。
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- 効果を確認するために写真や色見本で記録をとります。
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- 他の治療をした部分をホワイトニング後の色に合わせてやり直す場合があります。